浄土真宗 證誠寺【千葉県・木更津市】
2023.7.9
證誠寺に伝わるのが日本三大狸伝説に数えられる「狸ばやしの伝説」
浄土真宗の寺、證誠寺はJR木更津駅西口から約600m
狸ばやしの伝説」は、月夜の晩に和尚さんとおはやしの競争をして、ついには腹の皮が破れて死んでしまった大狸のおかしくも哀れな伝説で、群馬県館林市茂林寺の『分福茶釜』、愛媛県松山市の『八百八狸物語』と並んで、日本三大狸伝説の一つとして語りつがれています。
童謡「証城寺の狸囃子」
證誠寺を證城寺として、童謡「証城寺の狸囃子」(しょうじょうじのたぬきばやし)が発表されたのは大正14年のこと。作詞・野口雨情、作曲は中山晋平という黄金コンビです。
明治38年、松本斗吟が地元の文芸誌『君不去』にこの話を紹介。
大正8年、木更津町(現在の木更津市)と君津郡の教育委員会の招きで木更津の講演会に招かれた詩人・野口雨情は、ここで證誠寺の「狸ばやしの伝説」を知り、児童雑誌『金の星』大正13年12月号で発表されました。、
たぬきの置物
正面にかわいいたぬきのおきものが出迎えてくれます。木が生い茂ていて境内があまりみえません緑が多く心がやわらぎます。門もなくいつでも境内を見学できます。證誠寺の童謡の歌は知っているが お寺は、あまり知られていません 観光客もかなり少ないでしょう。
昔は、本物の狸が飼われていたんですがすごい臭かったですね。 境内自体はそんなに大きくないです。木更津のイメージキャラクターも狸ですが證誠寺の狸からイメージする人は、県外の人からは、イメージできないでしょう。
鐘楼
證誠寺 本堂 江戸時代初期の創建
緑が多くとても静かです。ゆ参拝客が少ないので寂しく感じるかもしれません。
証城寺の狸囃子
門から見える童謡記念碑 記念碑を見た瞬間口ずさんでしますでしょう。
狸塚
狸塚には、童謡のもとになっった狸囃子伝説の最後で、腹を破って死んでしまった狸が弔われています。
証城寺の狸囃子歌碑
この辺りが昼でも暗いほど茂っていた昔の事
寺の和尚さんが夜中に目覚ますと庭の方が
大変賑やかです。 そっと筋穴からのぞいてみますと
外は月夜で昼間のようです。
折から秋のこととて萩の花ざかりところが驚いたことには大小の狸数10匹が輪になり
證誠寺山のペンペコパン
俺等の友達やドンドコドンと腹を打ちながら踊っています。
和尚さんもついおもしろくなり一緒になって踊りました。
こうして毎晩踊りましたがある夜狸達が全く姿を消してしまったので不思議に思っておりますとかわいそうにもお腹をたたき
破って藪の中で死んでいました。
和尚さんはこの友達を哀れに思ってねんごろに葬ってやったのがこの狸塚です。
この伝説が野口雨情先生によって狸ばやしの童謡が生まれ更に中山晋平先生の作曲により今や天下にひろまりました
(参考文献 證誠寺の狸林 立て看板)
証城寺の狸囃子 童謡動画
youtube 童謡 狸囃子
<動画資料 ゆめあるチャンネル>
証城寺の狸囃子 歌
<動画資料 ゆめあるチャンネル>
証城寺の狸囃子
ここの境内で狸たちは楽しく踊ったんでしょう。境内は、こじんまりとしています。